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韓国:平澤 米軍基地拡張反対!미군 기지 확장 반대!

平澤米軍基地拡張阻止・汎国民対策委員会
■運動の開始
  ヘンソンにおける平澤(ピョンテク)米軍基地の拡張反対運動は、2003年4月の拡大計画の発覚を受け、7月のヘンソン対策委の結成によってスタートを切った。ヘンソン対策委は里長や後継者などを始めとし、14の団体を含んで構成されている。全国的にみると、一番うえに汎国民対策委があり、次いで平澤対策委、さらにヘンソン対策委という形になっている。
  当初は青瓦台、国防部など政府中枢機関への働き掛けを軸に行なってきた。
2003年12月から翌1月にかけては、60代~70代の老壮年を中心にした抗議団を国防部に張り付きにしてきたが、政府は見向きもしない状況が続いた。その中で、ソウルへ上京しての取り組みをやめ、運動の中心を地元に切り替えた。
  政府は運動の高揚に対し、協議買収機関を設置して切り崩しを計ってきたが、その当初の工作においては住民の7%しか応じなかった。しかもその多くが、基地計画による地価の上昇を見越して、政府に先んじて土地の買い占めを行なっていたような人びとのものであった。
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韓国:平澤 米軍基地拡張反対!
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■平澤の基地と住民の歴史
  平澤における基地問題は1945年以前の日帝時代に遡る。戦争末期に日本
軍の飛行場建設が計画され、そのなかでも10件あまりの人びとが土地を強奪
された。しかし終戦とともに強奪された土地に戻って生活を再開していた。
  この日帝の土地強奪を上回る蛮行として、朝鮮戦争後に米軍による再追い出
しがあった。居住中の家の周囲にブルドーザーで築山を築く、先祖の供養のた
めに欠かせない場である墓地を掘り返す、そのようなひどいやり方の中で
170件あまりが追い出され、その暴行へのわだかまりを抱えながら今も人び
とは行き続けている。
  米軍の追い出しに応じようにも応じられなかったのは、冬の間の農作業の仕
込みの都合が合ったからである。しかしながら追い出しは、そうした事情を鑑
みるどころか、追い出した住民にはテントと敷物を投げ捨て与えるのみといっ
たもので、冬の寒さのなか老人・子どもを中心に死亡者が続出した。
  そのようななかで地域社会の再建が始まった。青年団等を中心に互いの作業
を助け合う体制がとられるなか、元の家の廃材を使って元の家になるべく近い
形で家々を再建していった。農地は285万坪の土地を、海を埋め立てて自ら
作り出し、60年代末にようやく収穫ができるようになった。今日も若い皆さ
んが多く来られたわけだが、いわばその「青年」とも言いうるような土地を殺
させることは、私たちにはできない。
  とはいえ政治的なことで言えば、住民たちは反米・親米すらも考えずに来た
ような人間だ。これまでも米軍について、大韓民国を守ってきたとさえ認識し
てきた。私たちも基地の近くで平穏に暮らしてきて、ヘリコプターの爆音でこ
のように声が大きくなってしまった。そのような私たちも、今こうして、生の
地を死の地に変えることを許すまいとして、闘いはじめた。

■反対運動、連帯の模索
  ヘンソン(平澤?)からは沖縄へ3回、そして沖縄からは代わりに6回と、
人びとの交流が続けられてきた。また、今後はドイツ、アメリカ、イギリス、
フランス等への海外連帯を模索している。2005年の春には国連本部前での

デモを敢行、またこの8月26日からは代表団を5カ国に派遣する予定であ
る。基地が平澤で拡張されれば、韓国全土、南北朝鮮、アジアが戦争にさらさ
れてしまう。
  お気づきのとおり、私たちの対策委の名に「撤収」の文字はなく、「拡張反
対」のスローガンに留まっている。それは50歳代以上の人びとの強烈な反共
意識を考慮してのことである。しかしながら今、私たちの運動の中で拡張反対
から撤収へと、意識の変化も生まれてきている。
  2004年は、ここを離れては生きていけないということで、一心に闘って
きた。運動の拡大をみて、年始には会おうとさえしなかった政府が、わざわざ
この地に来ての話し合いを申し出てきさえした。対策委としては問答無用の方
針で来たが、政府に一言言ってやりたいという住民たちの声を受けて、国防次
官との面談が行なわれた。集まった180人あまりの老人は、補償の話題を一
切させず、「ここでお前らが爆弾を炸裂させれば、みな地元で一緒に死ねるか
ら殺せ!」と言って、追い返した。
  ノ・ムヒョン政権は社会運動への気遣いが多少あるような素振りをする。今
回も国防次官と国政庁(?)次官を送り込んできたが、前者は「問題ない、買
収はつつがなく進んでいる」、後者は「農民は農地死守で闘っており、買収は
7%しか進んでいない」と、180度違う報告を上げている始末である。

■運動への攻撃のなかで
  今日も行なうロウソクデモ(集会)は、2004年9月1日のスタートの時
も今日と同じ場所で行なう予定だった。しかし同日に平澤大学で形ばかりの
「住民説明会」が秘密裏に行なわれるという状況の中で、急遽会場での抗議が
取り組まれ、そのなかで汎国民対策委のキム・ジテ委員長ら9名が拘束される
という事態になった。ロウソクデモは警察前での500名の抗議集会へと形を
変え、その抗議の中で夜11時過ぎに被拘束者を奪還することができた。委員
長は喜びのあまりに大型バスをチャーターしてデモ参加者を家々に送り届けた
ほどで、その後の運動に弾みがついた。
  運動への攻撃も強度を増し、土地の買収員が地権者の職場を訪問し、仕事の
間中まとわり付いたり、職場の仲間への圧力などを掛けて回った。笑みを浮か
べながら、その中身は脅迫という、気味の悪い対応のなかで、買収率はもう7
%上昇してしまった。しかしソウル龍山基地の移転は立ちいかず、私たちは今
年もこうして作付けを行なっている。
  その後土地の所有者へは、土地の現状を確認しろという通知が出され、その
確認作業のための事務所が平澤市街に設置された。また04年12月4日と5
日には、土地の確認作業が強行されようとしたが、作業は衛星写真を使って高
空からという形式的なものとなった。この作業で発覚した4ヶ所の使途不明用
地に対して、国防省は1200名の警官を動員し、地上からの作業を強行しよ
うとした。60歳代以上の年配者を軸に500名程度の参加で阻止行動が取り
組まれ、これまでに2005年6月4日をはじめ数次の攻防が生まれている。
その中では弾圧も行なわれ、留置所をわざわざ遠隔地にするなど、救援活動へ
の嫌がらせも行なわれている。
  彼らの計測作業は、本来必要とされる市長の作業許可書を不携帯でもあるに
もかかわらず、警察の力で押し通すという不法極まりないものであった。この
状況はMBCが録画したのだが、本来10分の放送が8分余に寸断され、わけ
のわからない映像となっており、政治圧力を想像させるものであった。

■政府の焦燥
  12月4日・5日の攻防以降、現地では一瞬事態の空白期間が生じていた
が、政府中枢では龍山基地移転のための法整備が進められていた。ロウソクデ
モ開始100日目にあたる12月9日には、基地使用のための法律が、この審
議のためにわざわざ議会を開催するなかで可決された。
  2005年の2月21日から3月14日には新たな現状調査が行なわれた。
土地公社・住宅公社の8名のチームを11チーム用意しての機動的なもので、
対策委の側は土地に監視ポイントをめぐらせ、96歳の老人も参加して、自動
車を使って阻止行動をやりぬいた。ここでも警察は1000名の要員を妨害に
派遣している。
  調査は最後の1日にヘリ撮影を行なって、既成事実を主張するというもの
だったが、これについても国防部側は「80%の終了」を報告、国政庁は「ほ
とんど失敗」と、食い違った報告をさらけだしている。しかしヘリコプターの
投入で10%の調査はやられてしまったのではないかと推測している。
  この再調査は、住民からの申請を法的に定めているが、実際に「申請」は
「供託になったら損だ」などのあらゆるウソと脅しによって引き出されたもの
である。そのなかで協議買収に応じる者も出してしまった。15%と言われる
再調査受諾住民と反対派住民にも地域内で亀裂が生じており、そここそが政府
の狙いと言えるだろう。
  不安による応諾をしてしまったそれらの人びとの中には、補償も「全住民の
応諾」を理由に降りない状況が続くなかで、夜な夜な買収工作にいそしむ人も
いる。その一方、そういう動きへの対抗として教育活動を進めた結果、また頭
を下げて運動に復帰する者も生まれている。
  そのような買収への対策として、日帝時代の耕地整理地25万坪分を対象
に、共有化運動「LPP」を試みたが、買収の進行が早すぎて失敗に終わって
しまった。今後、開拓地285万坪分についても、あらたな計画を進めようと
しているが、この間の7月大行進の準備で手が付いていない。土地はほかにも
セジョン大学が所有する75万坪があるが、これについては政府も買収が容易
いと踏んで放置している。
  調査への阻止行動のため、政府は海上からも調査隊をアプローチさせている
が、この行動を事前にリークしてくるのも政府という、奇妙な状況もある。
  ヘンソンの現基地は150万坪、周辺地域の基地も含めて450万坪ある。
ここに285万坪を収容によって加えるというが、実際にはその他関連開発で
さらに200万坪が必要と言われており、そうしたら今の住民はすめなくなる
だろう。
  何故、平澤なのかということを考えると、この地が高速道路網の核にあり、
港湾施設も整っていることにあるだろう。つまりは戦争の状況次第では、米軍
はさっさと後方に撤収しやすい、そういうことなのではないか。

■この土地を守り抜くまで
  私たちのこの闘う力は、ロウソクデモを連日組織してきたことで培われてき
たものだと思っている。7月10日に向け、全国から少人数ずつの巡礼団が結
集した結果、1万2000人の大行進を成功させることができた。この少人数
が結集したことの意味は重要である。この成功を受けて、12月には1坪1人
の換算で285万人の集会を実現させたい。そしてこの運動を勝利で終えた
い。
  現実問題として、基地拡張がなされ新しい部隊が配置されてしまうことを想
像しながら運動をする人もいるが、一方で拡張反対の次元にとどまらず戦争反
対に向かう人もいる。自分たちの先祖、自分たち、そして将来ここに住む人、
そのすべてを考える時に、ここに基地が出来たら全世界が死の土地になってし
まうだろう。そうさせないためにも、この拡張に反対し、闘い抜きたい。
  この土地は私たち住民の力だけでは守れないだろう。警察は、よそから市民
団体を引き込んでくるから部隊を出すのだという。しかし、そのことのウソは
7月10日の蛮行を見ても分かっている。地域、韓国の人びと、その力だけで
は守れない。だからこそ「地球を守る」闘いの意味を訴えたい。
  今日はロウソクデモも127回目。この土地を守りきるまで闘いたい。

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*:このまとめは、私も含めた韓国旅行グループが、機会を得てヘンソン対策
委の事務局長キム・テッキョンさんのお話を聞くなかでの本人談を、通訳者の
日本語訳を介してまとめたものである。事実関係の確認は極力行なったが、調
べ切れていないところも多々あるかと思われるので、そこはお含み置きのうえ
ご覧ください。(Ichi@Tokyo)

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